10月の値上げで、電気料金が過去最高になります。値上げを乗り切るための節約術を専門家に聞きました。
気が付くと季節は移り変わり、もう秋に。
日照時間も短くなり、朝晩は肌寒さを感じる季節になりました。
そろそろ暖房の準備を始めようというところですが、10月から光熱費が大きく値上がりします。
「値上げは正直、お財布には痛い」(名古屋市内でインタビュー)
平均的な家庭での10月使用分の料金を見てみると、中部電力ミライズの電気代は先月使用分と比べて、1492円上がり9647円と、2014年の価格改定以降過去最高に。
東邦ガスのガス代は、9月から553円上がって7118円になります。
電気とガスを合わせると、2000円以上の値上がりです。
「こまめに電気を消すようにしたりとか、夜はリビングの電気を極力消して、間接照明1個だけに」
「ちょっと寒いけど(暖房は)我慢してとか。腹巻きするとか、服を着込むとか」(名古屋市内でインタビュー)
値上がりの背景は、燃料費の高騰と政府の補助金が9月使用分までで終了したことです。
高齢者施設も値上げに頭を抱える
名古屋市瑞穂区にある高齢者施設も、値上げに頭を抱えています。
「弊社でも(電気代が)上がる分を、どう対応していこうかというところ」(キート 事業本部 吉田竜也 部長)
利用者は、約50人。
エアコンや酸素吸入器に加え、姿勢を安定させるエアマットなど、命に関わる機器などを24時間、フル稼働しています。
これから冬の時期になると暖房など、さらに電気を使う機会が多くなります。
「対利用者の部分は変えられないところが多い。どうしても比較的(症状が)重めの方を対象とした施設なので、少しの節約が命に関わる可能性もある」(吉田部長)
施設では、エアコンのフィルターを定期的に清掃するなど、こまめな節約に加えて、新しい設備を導入しています。
こちらは利用者が浴槽に入らずに、体を洗うことができる機器です。
ストレッチャーに乗ったまま上からミストを浴びることができ、水道代と電気代も節約できます。
「お風呂のように技術が発展して、変えられるところは少しずつ出てくると思う。積極的に変えていって、長期的に見たら下げられるところは工夫していきたい」(吉田部長)
電気代を抑えるには?
光熱費の値上げは、家庭でも様々なものに重くのしかかります。
寒さが増すこれからの時期に上がる電気代や、節約術について、家事と節約のアドバイザー・矢野きくのさんに聞きました。
「気温が下がると、使うものというのは暖房に関するもの。エアコンとかホットカーペット、こたつ、電気ストーブなど」(家事アドバイザー AllAbout節約ガイド 矢野きくのさん)
暖を求める一方、少しでも抑えたい電気代。
暖房では、フィルターの掃除と設定温度が節電の鍵になるといいます。
「フィルターは、最低でも2週間に1度は掃除してきれいにしておく。 あとは設定温度、暖房の場合は設定温度を1℃下げることで、そのエアコンが消費する電力を10%節電できると平均的に言われています」(矢野さん)
「保温」にも注意が必要
また、ついやりがちな「保温」にも注意が必要です。
「熱を作る家電っていうのが、一番電気を消費する。だから保温も結構な電気代がかかってしまう。(炊飯器は)4時間以上保温するのであれば、できれば炊飯してすぐ(保温を)切って、食べる時に電子レンジで加熱するほうが節約になります」(矢野さん)
さらに暖房機器だけでなく、年中使う冷蔵庫の設定温度の見直しも大きな節電になるといいます。
「例えば一番低い冷蔵室であれば、4℃~6℃の設定ぐらいがいい。(冬は)「中」や「弱」で大丈夫なので、それを見て設定してあげると、24時間365日動いている冷蔵庫なので、それで節電効果は出ます」(矢野さん)
